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2016年1月の記事

2016年1月13日 (水)

地域外への販売強化政策の落とし穴

 前回は、地域に係る取引を4種類に分類し、地域活性化のためには、その中で域際収支が黒字になる取引が重要であることを示した。前回も示したこの図によれば、域際収支が黒字になる取引は(c)と(d)である。そして、地方自治体によっては、地域内の企業が地域外に商品を販売することを促す政策を実際に施行しているところもある。

 しかし、企業が自助努力として地域外への販売を強化する場合はともかく、地方自治体などが政策的に支援・誘導すると、情報化社会である現代では地域の空洞化を招く恐れもある。

 なぜ、地域外への販売の強化が地域の空洞化を招くのか、それを解く鍵は「情報化社会」にある。


前回のものを再掲)

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2016年1月10日 (日)

地域に関わる取引は4種類ある

 地域活性化には域際収支の改善が不可欠だということはすでに書いた。しかし、実際に域際収支(特に主体的な収入)を改善するためには、地域に住む人たちが何を考えていけばよいのだろうか。複数の場面を想定して順番に見ていきたい。

 地域に関係する商取引は、売り手が地域内か地域外か、買い手が地域内か地域外かを考えると、以下の4種類に分類することができる。この図に基づいて、域際収支がどのように動くかを考えてみよう。


(図は筆者作成)

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2016年1月 2日 (土)

大都市周辺部と地方との条件の違い

 地域の活性化状況を測る上では、域際収支が重要であるという点はすでに述べた。しかし一方で、経済的な活性化よりも、住みやすさやコミュニティ活動の充実などが重要だと唱える人も少なくない。今回は、なぜこのように地域活性化像に違いが出てくるのかを考えてみよう。

 ところで、皆さんは域際収支が良い都道府県と悪い都道府県がどこなのかご存じだろうか。

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