« 2013年12月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年1月の記事

2014年1月25日 (土)

【用語解説】情報化社会とは

[情報化社会] ブログ村キーワード

『情報化社会』という言葉を初めて著書名に使用したといわれている林雄二郎氏は、著書『情報化社会―ハードな社会からソフトな社会へ』の中で、情報を「可能性の選択指定作用をともなうことがらの知らせ」と定義している(p.56)。

その上で、「社会の情報化とは、この社会に存在するすべての物財、サービス、システムについて、それらが持っている機能の中で、実用的機能に比して情報的機能の比重が次第に高まっていく傾向をいう」と定義している(p.62)。

私も基本的にこの定義を支持している。ただ、この定義はやや抽象的で分かりづらいところもあるので、もう少し噛み砕いて考えてみよう。

※林雄二郎『情報化社会―ハードな社会からソフトな社会へ』講談社現代新書、1969年。なお、現在は2007年復刻版(オンブック)が刊行されている。

続きを読む "【用語解説】情報化社会とは"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月22日 (水)

フィッシング詐欺メールを解析してみた

このところ、またフィッシング詐欺メールが多く出回っているようだ。他のブログでも騒ぎが報告されている。

今回は、フィッシング詐欺メールがどのような仕組みで流れているのかを皆さんに知っていただきたく、このフィッシング詐欺メールの内容をあえて解析してみることにした。

なお、私のところに届いたフィッシング詐欺メールは、上記の記事を読んだ人物が、手口をまねて作成した模倣犯かもしれない。メール内の日本語が、上記の記事よりもたどたどしいからだ。

あと、メールのリンクをクリックするときの注意点も簡単に書いておいた。

続きを読む "フィッシング詐欺メールを解析してみた"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月20日 (月)

情報の外部効果と地域活性化

前回は、地域内の人が地域外の情報に頼ることが、地域外からの購入を促進し、域際収支を悪化させる構造が分かってきた。
ならば、地域外から購入してもらうためには、地域外の人に情報を受け取ってもらうことが必要ということになる。

しかし、情報やメディアの特性を理解せずに、ただ情報発信の量を増やしていると、効果が高まらないどころか、地域の持続性を低下させる原因になる場合もある。

続きを読む "情報の外部効果と地域活性化"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月12日 (日)

情報化が地域に与える影響

最近の地域経済の悪化には、情報化社会の進展が大きな要因になっていると考えられる。

こう言うと、「地方は通信事情が悪いから」「情報通信技術の進歩が早くて、地方は遅れているから」などと、情報通信技術への対応の遅れにその原因を求める声が多い。そして、地域の情報通信インフラの建設を急ぐような政策がたびたび施行されている。
しかし、情報通信技術(の進歩)は、情報化社会の中では表面的な出来事にすぎない。情報化社会はもっと大きな流れであり、地域経済の悪化の原因ももっと根深いところにある

この観点をきちんと考慮しておかなければ、地域で情報通信技術の導入を急いでも、地域経済の改善はおろか、むしろ悪化させる危険もあるといえる。

そこで、今回は情報と情報化社会、それによる地域経済の影響について考えてみよう。

続きを読む "情報化が地域に与える影響"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 4日 (土)

地域活性化につながる活動・産業

前回までで、地域活性化の本質は地域の持続性を高めることであり、そのためには域際収支の改善が必要だということを考察してきた。
それでは、地域においてどのような活動を行えば域際収支の改善ができるのだろうか。また、どのような産業が域際収支の改善には役立つのだろうか。今回はこの点を考えてみよう。

地域に地域外から直接富をもたらす活動をベーシック活動と呼び、またそのような性格を持つ産業をベーシック産業と呼ぶ。一方、地域内での活動を便利にするような活動をノンベーシック活動と呼び、そのような産業をノンベーシック産業と呼ぶ。

地域の持続性を向上させるためには、ベーシック活動(産業)を充実させることが必要である。しかし、ノンベーシック活動(産業)にも重要な役割がある。

続きを読む "地域活性化につながる活動・産業"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 1日 (水)

Transitional HTMLを撲滅しよう!

地域活性化の話題が続いたので、IT関係の話題をひとつ。

Notransitional皆さんは、納品されたばかりのものに、15年以上前に廃止勧告された規格が使われていたと分かったらどう思うだろうか?
他の業界でそんなことがあったら、下手したら製品の回収騒ぎになるかもしれない。しかし、私たちがインターネットを使う上で最も身近な「ウェブ」の根幹技術であるHTMLで、そんな問題が起きているのだから驚きだ。

ホームページやウェブサイトを記述する言語であるHTMLには、歴史的な経緯でいくつかの規格が存在している。この中で、将来の廃止を明確に予告された仕様がある。それが、Transitional(トランジショナル) HTMLと呼ばれるものだ。
Transitional HTMLが最初に正式勧告されたのは1998年4月。つまり、現在Transitional HTMLを使用していれば、(この記事の執筆時点で)15年以上前に廃止勧告された機能を使い続けているということになる。

※Transitional HTMLという名前は正確なものではなく、正式にはTransitional DTDと呼ぶ。ただ、ここでは技術用語になじみがない人にも分かりやすいようにTransitional HTMLという用語を使っている。

Transitional HTMLはもともと暫定的な規格であり、少なくとも新しく制作するウェブサイトで採用するべきものではない。

続きを読む "Transitional HTMLを撲滅しよう!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年9月 »