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2006年6月24日 (土)

ピーチライナー(桃花台新交通)

ピーチライナー(桃花台新交通)は、小牧駅とニュータウンである桃花台を結ぶ新交通システムだが、今年9月末で廃止予定である。モノレールを除いた新交通システムの廃止は全国で初。どのようなものだか、乗りに行ってみた。

名古屋市営地下鉄上飯田線から直通する名鉄小牧線に乗り北上。途中には味碗、味美と「味」の付く駅が多い。地下式の小牧駅で下り、高架駅のピーチライナーに乗り換える。ピーチライナーのホームは全面ホームドアで、いかにも新交通システムらしい。ただ、電車は意外に少なく20分に1本しかない。

車両で変わっているのは、4両編成の電車の各車両に、片面1ヶ所しか扉がないこと。座席はクロスシートだが、転換式ではなく一方を向いて固定されている。運転台も片方にしかない。実はピーチライナーの車両は一方通行であり、終端駅ではループ線で方向転換するようになっているのである。

乗り込むとやがて発車。乗客は15人ほど、4両編成の車両もガラガラである。昼間だからだろうか。新交通システムなのでゴムタイヤで走るのだが、振動がじかに伝わってきて、あまり乗り心地はよくない。速度はあまり速くなく、運転台の車内信号によれば最高速度は55km/hのようである。もっとも50km/h以上出すのはまれで、通常は40km/h程度で走っている。

桃花台西駅までの間は、農地か工場が多く、ときどき住宅街もあるが、あまり人口が多い感じがしない。それでも桃花台西駅を過ぎると、まもなく地下路線に入り、桃花台センターは地下駅となる。ここは都市化されていて、それなりに人口もありそうだ。この辺りは起伏に富んだ土地で、これが新交通が選ばれた理由なのだろう。しかし、地下駅とはどうしたものだろうか。新交通ならば急勾配を上って地上駅にしても構わない訳で、地下駅にした分だけ建設費が高騰し、それがピーチライナーの寿命を縮めたのではなかろうか。

桃花台センターでほとんどの乗客が降り、終点の桃花台東駅まで乗りとおしたのは3人だけであった。これでは赤字も仕方がないかもしれない。桃花台東駅の先には、車両の方向転換のためのループ線があるが、前方に延長できる構造にもなっている。ただ、延長できないまま終わってしまいそうだ。

桃花台東駅のすぐ近くに、車両基地が見えたので行ってみた。起伏に富んだ地形であるのに加えて、中央自動車道がすぐそばを通っているので、すぐ近くに見える車両基地までは、上ったり下ったりして歩かなければならない。本線から分岐した車両基地への引込み線が、ループ線になって270度回り、本線の下を直角に横切って車両基地に入るようになっていた。ループ線を眺めてから車両基地へ。独自の形の車両なので、線路も独自である。しかし、車両基地に人気はなかった。土曜日だからだろうか。
この辺りは、歩いているとほのかに桃の香りがする。元々桃花台という地名は、この辺りに桃の木が多かったことから名づけられたとのことである。

帰りもピーチライナーを利用した。桃花台センターで多くの人が乗ってきたが、それでも午前中に乗った豊橋電鉄の路面電車に足りない人数である。複線の路線をすれ違ったのは、桃花台西駅を過ぎてから1本だけ。20分に1本というダイヤではこんなものだろうか。これならば、いっそのこと単線でも良かったのではないか。色々と考えを巡らしながら、小牧駅を後にした。

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コメント

こんにちは。私は、桃花台ニュータウンに住んでいます。

>運転台も片方にしかない。実はピーチライナーの車両は一方通行であり、・・・

この件ですが、先日車両基地で、車両を「バック(後進)」させているのを見かけました。私もてっきり、前進しかできないのかと思っていたので、少し驚きました。
その際に、最後部の車両の後側で、運転手が、何やら操作をしているようでした。なので、ひょっとしたら後側にも、運転台があるのかもしれません。

>・・・地下駅とはどうしたものだろうか。

私も、桃花台センター駅が地下駅である事には、疑問を感じます。そうである必然性も、良く解からないし・・・。
これは、総じて言える事だと思いますが、桃花台線は、やたらと建設費用や維持費用がかかる構造になっている。その理由は、おそらく建設費用を高くする為だと、私は思っています。「桃花台線は、利用者や沿線住民の為に作られたのではなく、建設する事だけが目的で作られた」としか思えません。もしそれが正しければ、建設費用が高くなるように作られた理由も、自ずと理解できます。

>桃花台東駅まで乗りとおしたのは3人だけであった。

朝夕の通勤・通学の時間帯を除いて、利用者が3人いる場合は、多い方だと思いますよ。 (^^; 私が利用した時には、「私だけしか利用しなかった」なんて事が、よくありましたから。

>車両基地に人気はなかった。土曜日だからだろうか。

その辺りは、通勤・通学の人たちと、朝夕の散歩やウォーキングの人たちが通る以外は、ほとんど「人気(ひとけ)」はありません。

長々とコメントして、すいません。

投稿: kyu3 | 2006年6月29日 (木) 15時57分

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» 桃花台線廃止後の提案:高架橋は、できるだけ早く、撤去すべきだ! [桃花台新聞]
この写真は、「桃花台東駅」にある、有名なループです。 ただ私には、どうしてこのような構造物が立てられたのか、とても疑問です。まるで、「断崖絶壁に掛けられた、細い橋」の様です。上の写真から、写真修正ソフトを使って、高架橋をなくして見ました。 眺めが、とても良くなったと思います。 そのうえ、地震等で崩れてくる可能性のある危険な建物がなくなったという、「安心感」も感じます。 これは、「桃花台線のあり方検討会」が出した「提言書(※PDF形式)」の中に記載されていたものです。また、橋脚・桁など... [続きを読む]

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